導入事例 — 株式会社Cygames

東京・大阪のモーションキャプチャースタジオで「SyncVV-Ⅱ」をどのように活用しているのか。導入の経緯、現場での運用、評価いただいているポイントについてお聞きしました。

株式会社Cygames様 SyncVV-Ⅱ導入事例編

スタジオ 概観
【スタジオ 概観】

業務用映像音声収録システム「SyncVV-Ⅱ」について既に導入していただいたお客様の中で株式会社Cygames様にお話を伺う機会を得たので、紹介する。

──「SyncVV-Ⅱ」導入に至るまでの経緯

Cygames様: 弊社は「最高のコンテンツを作る会社」というビジョンのもとにコンテンツ開発を行っておりますが、より良いコンテンツを作るためには設備や機材、システムを充実させていくことが必要だという考えがあります。「SyncVV」については、もともと2018年に弊社がモーションキャプチャースタジオを東京オフィス内に設置した当初から導入しておりました。「SyncVV」は当時からVICONとの親和性を考えると最も堅実なシステムだったと思います。その後、2022年に弊社は大阪にもモーションキャプチャースタジオを設置したのですが、そのスタジオに「SyncVV」の二世代目となる「SyncVV-Ⅱ」を導入しており実績がありましたので、東京オフィスのスタジオでもバージョンアップしようという話になりました。性能の観点だと、初代の「SyncVV」も高解像度の撮影データが撮れたので映像の質としては問題ありませんでした。ただ、高画質なだけにデータが重すぎて再エンコードをかける必要があるなど、使いまわしに苦労する部分もありました。二世代目ではそうした点が解消され、使いやすい設計になっていたことが導入を決めた理由の一つです。現時点では、VICONでモーションキャプチャーシステムを構築するなら「SyncVV-Ⅱ」は確実性の高い信頼できるシステムだと思います。

SyncVV画面
【SyncVV画面】

──「SyncVV-Ⅱ」導入後の活用方法や実際に使用して良かった点

Cygames様: ビデオカメラ3台による実写の撮影データに加えて、PCの映像データの計4chを同時に収録する、という活用をしております。フェイシャルキャプチャーがある際には、それを加えて収録しております。

良かった点としては、基本的な機能ですが、VICONからの収録トリガーを受信してテイク名を取得した状態で録画のスタート・ストップを行える点が大変便利です。収録後のVICONデータを比較してもう一度確認したいときに、TCが無くてもほぼデータの頭が合うことも作業時に重宝しています。また、何かしらの原因で映像信号が途切れてしまった時に、他の製品だと録画が途中で停止してしまい、データが壊れて開かなくなるケースもあるのですが、「SyncVV-Ⅱ」は信号が途切れている間もカラーバー信号が入り録画が停止しないので、データが壊れることが有りません。収録機材としてとても頼もしいです。さらにフェイシャルキャプチャーに関しては、収録を重ねるうちに手が当たるなどしてカメラの位置がずれてしまうことがたびたび発生します。そういったケースでは、コンポジットガイド機能を利用して、事前に正しい状態をスクリーンショットで撮っておくと元のカメラ位置との差分が視覚的に分りやすい点も素晴らしいです。こういった機能が現場に合ったユーザーフレンドリーな設計だと評価しております。先ほども申しましたが、例えばこれからVICONのシステムを構築する方にとっては、「SyncVV-Ⅱ」をセットで導入した方が、確実に作業環境が安定すると思います。また、これはバージョン1.8.0から追加された機能で、コマンドラインから指定したスタートプロジェクトを最初に設定して立ち上げができる点もとてもいいです。

ラック内 概観
【ラック内 概観】

──「SyncVV-Ⅱ」を活用してみての要望

Cygames様: テイクリストに関してですが、現状では「SyncVV-Ⅱ」のテイクリストを変えても「SyncVV-Ⅱ」の中でしか変わりません。例えば「SyncVV-Ⅱ」側でテイクのOKやNGというリザルトを変えたらVICON側のリザルトも変わる、というような連携ができるととてもいいと思います。VICON側はSHOGUNのAPIがあるので、「SyncVV-Ⅱ」側にもAPIがあると、カスタマイズなどができるので弊社にとっては有益です。

また、例えば映像がブラックアウトして途切れたり、直前の収録と比べてチャンネル数に相違があったりする時など、イレギュラーな接続状態で収録を開始しようとしてしまった場合に警告音が出る仕様になると、トラブルにすぐに気付けるので助かります。

株式会社Cygames様 SyncVV-Ⅱ導入事例

-お忙しいところ貴重なお話をいただき、本当にありがとうございました。

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